こんにちは!
カーボン製のパドルは使ったことがありますか?
カーボン製のパドルは3万円以上と高価なのでなかなか購入に踏み切れませんでしたが、この度スウィングスターのスーパーソニックを手に入れました。
先日の釣行で使ってみたところ、あまりの使用感に衝撃を受けました。
この記事では「カーボンパドルがやばい!」ということをご紹介します。
また、カーボン製のパドルを購入するにあたって、どのパドルにするか非常に悩みました。
使用感等のブログ記事がなく、どのパドルを選ぶのか悩む方も多いと思います。
どのパドルを購入するか悩んでいる方のお役に立てればと思います。
バイキングカヤックパドルとの比較

この記事で比較対象になるのが、バイキングカヤック純正のスプーンパドルです。
このパドルは、忍とプロフィッシュ45の2艇のカヤックで約3年間使用しました。
アルミ製のシャフトにプラスチック製のブレードの安価なパドルながら、水を掴みやすい独特な形状のブレードで、特に不満のなかったパドルです。
安価なパドルは他にも何種類か試しましたが、個人的にはバイキングカヤックパドルが最も使いやすく感じました。
パドルの長さは、バイキングカヤックパドルの217cmに対して、スーパーソニックは210cmです。
スーパーソニックに決めた!

数あるカーボンパドルの中でも、「日本人に使いやすいパドル」をコンセプトに掲げるスウィングスターにすることはあまり悩みませんでした。
主にシーカヤックとカヤックフィッシングでの使用を想定し、私たちが本当に使いたい=多くの日本のカヤッカーにとって本当に使いやすいパドルのデザインをスタートしました
RAINBOW三河湾シーカヤックスクール | スウィングスターパドル https://seakayakrainbow.com/swingster-paddle より引用
しかし、スウィングスターのパドルにも、ブレード形状や材質等の違いで何種類もあり、どのモデルにするか最後まで悩み、なかなか決め切れませんでした。
悩ましいブレード形状の選択
カーボンブレードにはブレード面積の広い順に、エンペラー・カジノ・スーパーソニックの3種類があります。
商品ページの説明を読む限り、私の用途に合致するのはブレードが最も小さいスーパーソニックなのかなとも思いましたが、スピードの出せるエンペラーや中間的なカジノも魅力的!
高価なパドルを説明文だけで購入するには勇気がいりますよね。
購入店に相談して決断!
電話で「ヒラドシェイカーに乗る末永さんもスーパーソニックをメインで使っている」ということを教えてもらい、プロフィッシュ45からヒラドシェイカーへの乗り換えを決めていたのもあって、スーパーソニック・ストレートシャフト・210cmに決めました!
スーパーソニックの使用感

※個人の感想です。※パドリングスキルや基礎体力によって一概には言えませんので、あくまで参考程度にお考えください。
やばい!軽い!軽すぎる!
カーボンによる自重の軽さはもちろんですが、小さいブレードにより漕ぎ感が軽い!
めちゃくちゃ軽いです!
ポイント到着までのパドリングがめちゃくちゃ楽になりました。
体力に余裕ができるので、ジグをバンバンしゃくれます。
スーパーソニックはこの軽い漕ぎ感を活かし、素早いストロークで漕ぎ続けるのが良いみたいですね。
最高速度は下がる?
無風ベタ凪の海では、プロフィッシュ45をバイキングカヤックパドルで漕ぐと、巡航で時速6.5〜7キロ、全速力で時速9キロほどでした。
スーパーソニックでは巡航で時速6.5〜7キロとほとんど変わりませんが、全速力でも時速8キロほどしか出ません。
漕ぎ感が軽いパドルなので、力を抜いても素早いストロークのパドリングが可能で、全力で漕いでもパドリングのペースはあまり上がらないんですよね。
カヤックフィッシングでは全速力で移動することはほとんどないので、最高速度の違いはあまり重要ではないと思います。
最高速度を求めるのであれば、スウィングスターの中ではエンペラーのようですね。
向かい風で威力を発揮!
スーパーソニックの性能を最も体感できるのが向かい風の海況だと思います。
安定性重視で幅のあるフィッシングカヤックにとって、向かい風は強敵です。
強い向かい風の中を漕ぐのは非常に大変なのはもちろん、風に逆らえなくなれば陸地に戻れなくなる危険性すらあります。
ポリ艇の中では速度の出やすいプロフィッシュ45でも、バイキングカヤックパドルではそこそこの向かい風だと時速4〜5キロ、時速4キロ未満しか出せなくなる強風だと釣りを中止して撤収してました。
スーパーソニックでは、バイキングカヤックパドルで時速4キロほどしか出せないであろう強風でも、時速5キロ以上を維持できました。
しかも、強風時にも漕ぎ感は軽いので、圧倒的に疲れにくいです。
スーパーソニックだからと強風時には釣りは継続できませんが(そもそも強風だと釣りにならないので)、天候急変時により安全に帰れる点では強い味方になるパドルだと思います。
平均的にはスーパーソニックの方が速いのでは?
無風ベタ凪の海であれば、バイキングカヤックパドルの方が移動速度は上だと思います。
ただ、無風ベタ凪なことなどほとんどないですよね。
多少は風がある状況ではスーパーソニックの方が速くて楽なので、移動速度を平均するとスーパーソニックの方が上なのではないかと思います。
210cmという長さ
210cmのパドルと聞くとかなり短く感じますが、幅77cmのプロフィッシュ45では短さは感じません。
むしろ素早いパドリングが必要なスーパーソニックには、この長さがベストなんだと思います。
結論:買ってよかった
高価なパドルでしたが、十分その対価を支払う価値のあるパドルだと思いました。
今まではただ巻きの釣りが中心でしたが、ポイントまでのパドリングがずいぶん楽になったので、今後はジギングでガンガンしゃくってみたいと思います。
耐久性については追記したいと思います。
※カーボン製に限らず、パドルは折れることがあるので予備パドルは絶対必要ですよ!
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