カヤックやSUPのパドルフィッシング向けに、biFarr(バイファール)という新しいブランドが登場しましたね。
実店舗はものすごくお洒落な感じだし、すぐ近くには富士山が望める海だなんて、、、最高ですね。
静岡県にあるのか〜。近くにあったら見に行ってみたいところです。
実店舗に行くのは叶わないのでオンラインストアを見ていると、気になったのが『BIFS-66L MultiEffector』です。
なんとキャスティングもジギングもできる、パドルフィッシング用のスーパーマルチロッドだとか。
期待を込めて購入しちゃいました!
魚からのアタリの多い5月の海で、ヒラドシェイカーに乗って早速試してきましたよ!
海の穏やかな朝の時間帯はキャスティング、風が吹きだしたらジギングを試すプランです。
ウミブドウも同時に購入!

なんか良さげなリーシュコード『ウミブドウ』も見つけたので、3つポチッちゃいました。
今まで使っていたリーシュコードに釣り針がよく刺さって、ちょうど買い替えたいと思ってたんですよね〜。
ウミブドウなら細くて釣り針が刺さりにくそうだし、転覆したときに身体に絡まってしまったときもナイフで簡単に切断できそうです。
キャスティングで使ってみた
朝まずめ、35gのシンキングミノー『ピンテールサワラチューン』、27gのシンキングペンシル『ぶっ飛び君95S』を浅場でひたすらキャスティングしてみました。
薄暗い時間に表層を意識しているイサキや、あわよくば青物なんて釣れないかな〜と淡い期待を込めて1時間ほど投げ続けましたが、、、
浅場で大物が掛かってロッドがぶち曲がるイメージとは裏腹に、アタリすらありませんでした(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ただ、キャスト感は最高に良いです。
30g前後のプラグなら気持ちいいほどかっ飛んでいきます。
ロッド先端までピンピンに反発する感覚があり、カヤックに座った状態からでも投げやすいです。
それにロッド自体が軽い!
以前、7.0フィートの某サワラキャスティング用ロッドを買ったのですが、カヤック上で振るには重過ぎてお蔵入り。
マルチエフェクターくらいの軽いロッドならカヤックからでも投げやすいです。
商品説明に「基本的に青物用のキャスティングロッド」とあるように、キャスティングにはものすごく適していると感じたロッドです。
ジギング
予報よりも早めに風が吹いてきたので、キャスティングは諦めて、スーパーライトジギングに変更!
水深15〜30mですが予想以上に風が強く、カヤックが時速2キロほどで流れてしまうのでメタルジグはZeak『Rサーディン』60gを選択。
センター後方バランスのメタルジグなので、私の持つジグの中では最もフォールが速いです、たぶん。
ジギングは及第点?
60gのメタルジグをしゃくり上げる程度の負荷では、ロッド先端しか曲り込みません。
基本的にはキャスティング用のロッドなので、そういう仕様なのでしょう。
マルチエフェクターは、ロッド先端の方から曲がる先調子のロッドですね。
これまでは竿全体が曲がる胴調子のロッドを使っていたので、慣れるまで違和感を感じました。
慣れてしまえば、そんなに気にならないんですけどね。
マルチエフェクターはマルチロッドなので、当然と言えばそれまでなのですが、、、
先調子のロッドのため、ジグをしゃくり上げる動作は、ジギング専用ロッドに比べると重たく感じます。
ジギングしかしないのであれば、それ専用を買った方が身体に負担はかかりませんね。
速い誘いは得意!
ロッドの反発力が強いので、速いアクションのジギングはやりやすい。
無意識にしゃくり上げると、60g程度のメタルジグならキレの良いアクションで動いていると思います。
この日は、ワラサからブリまでの青物が3本釣れました。

スロー系ジギングはできる?
スローなジギングもできなくはないです。
ただし、マニュアルな操作が必要になります。
ジグの重みでしっかりと曲がり込んでくれる専用ロッドだとスローなアクションも簡単に演出できます。
マルチエフェクターはジグの重みではロッド先端の方しか曲がりませんが、スローなアクションはロッドとリールの操作を意識すればできなくもないです。
この日はスローな誘いでフォール中にイサキが釣れましたよ。

ただ巻きは?
ただ巻きで気になるのが、ティップの硬さ。
真鯛のようにジグを一口で飲み込まないタイプの魚のアタリは弾いてしまうしれません。
「私ならタイラバには使わないか〜」というレベルのティップの硬さ・反発感です。
根魚はもちろんイサキには問題なさそうです。
この日はオオモンハタやイサキがただ巻きの釣りでヒットしましたが、当っても乗らなかったり、バラシはありませんでした。
イサキもジグにヒットする時は、ガツンと結構激しいアタリが出るので、ジグを飲み込む感じで食ってきているのかもしれませんね。
青物も丸呑みタイプなので、問題ないでしょう。
サワラが美味しい時期になったら、ジグを投げて沈めて、早巻き!なんて楽しそうですね。
ヒットした後は?
マルチエフェクター、カヤックから手軽に狙えるサイズの魚を釣るには、非常に面白いロッドです。
魚の引きは強く感じる
ジギングロッドのようにリール付近まで曲り込むような曲り方ではなく、ティップ部分から徐々に曲がっていくような曲り方です。
てこの原理でいう作用点の位置がジギングロッドよりも先の方にあるので、魚の引きはより強く感じます。
ライトクラスのロッドなので、40センチくらいのイサキでも十分楽しめますし、ブリならスリリングです!
バット部分は強いので、ブリサイズでも問題なく浮かせることはできましたよ。
カヤックで狙うサイズの魚とのやりとりを楽しむのに丁度良い強度のロッドですね。
腹当てファイトにはエンドキャップは必須!
バイファールのロッドはエンドキャップが脱着式で、リーシュコード『ウミブドウ』を付けられるようになっています。
これは面白い設計なのですが、青物とのファイトで腹当てファイトをしたところ、当然のことながら激痛でした。

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