数釣りや大型狙いならティップランエギング!釣り方とタックル紹介!

エギングでアオリイカが釣れない方は必見!!

エギングって難しいですよね?!私は岸からアオリイカが釣れたことがありません。
これまで磯や港から幾度となく挑戦しましたが、アタリさえなく10連敗。
ショアからアオリイカを釣るのは諦めて、エギング用品は全て売り払いました。

カヤックフィッシングを始めてしばらく経った頃、ティップランエギングという釣り方を知りました。
YouTube動画の見よう見まねでカヤックから試してみると、これが面白いように釣れるんです。
ショアからのエギング10連敗が嘘のようにアオリイカが掛かります。
ジェット噴射とも言われるイカ特有の強い引きを体感し、ティップランエギングにどっぷりとハマってしまいました。

この記事では、カヤックフィッシングにおけるティップランエギングの魅力と釣り方を紹介します。

陸からアオリイカを釣ることができる釣り上手な方には全く必要のない記事です。
ですが、私と同じようにイカ釣りが苦手、だけども釣ってみたい方にぜひとも読んでほしい記事です。

目次

カヤックフィッシングと相性抜群

(苦手なエギングもカヤックならこのとおり)

ティップランはスーパーライトジギングボートロックフィッシュと並び、カヤックフィッシングと相性の良い釣りです。

陸から近い水深10メートル〜のエリアで十分釣りが成立します。
沖に少し漕ぎ出ただけでできる釣りなので、手軽に挑戦できますよ。

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ティップランエギングの魅力

(初めて釣れたアオリイカは900gの良型でした)

好釣果、大型が期待できる

カヤックで沖に出る分、アオリイカからの釣果は断然期待できます。
磯や港からアオリイカを釣ることを諦めてしまった私でも、短時間に何杯も釣れたり、最大で2キロを超える大きなアオリイカが釣れました。

魚とは一味違う引き

アオリイカの引きはジェット噴射と呼ばれる、イカ特有の強い引き。
そして意外なほどよく走るんです!
アオリイカとの攻防は青物釣りに匹敵するほどの面白さ。

ティップランはPEライン0.6号前後のライトタックルで行いますので、イカの引きをダイレクトに体感できますよ。
大型の引きは特に強烈!
重量感のあるジェット噴射を連発し、リールからラインを引きずり出し、ドラグ音が止まりません!
一度その引きを味わうと、イカの引きの面白さにどっぷりとハマってしまうでしょう。

釣り方

(カヤックはドテラ流しで流します)

ポイントに到着したらエギを落とし、着底させます。
着底後は、①5〜7回しゃくり上げる、②エギを10秒ほど静止させる、③再び着底させる、を繰り返します。

ティップランではドテラ流しという、カヤックを風や潮まかせに流しながら行います。
適度に風が吹き、着底・しゃくりを繰り返すたびラインが徐々に斜めに出ていくような条件がベストです。

最も大切なのが「②エギを10秒ほど静止させる」です。このときカヤックが風を受けて流されているため、エギは水平に移動します。

釣果を左右する“止め”

エギを静止させているときにしかアタリは出ません!!!!
カヤックの揺れが竿先やエギに伝わらないよう細心の注意を払い、エギをピタッと静止させることが最も重要です。

エギを止めている間はロッドを強く握り込まず、腕の力を抜き、エギに掛かっている張力が一定になるように調節します。
これにより、風でカヤックが流れるとともに、海中ではエギが水平に引っ張られます。

アタリの出方

ティップランは非常に繊細な釣りです。

アタリの出方はロッドの先端に現れる非常に僅かな変化なんです。
ジギングやタイラバと違い、向こう合わせで釣れる釣りではないので、アタリに気が付かなければアオリイカは釣れません。

アタリが出る、エギを止めている間は竿先に全神経を集中させましょう。
エギを止めてアタリを待つ間、ティップはエギの重さを受けて少し曲がった状態です。
アオリイカがエギに襲い掛かると竿先(ティップ)が僅かに引き込まれたり、テンションが抜けたりします。
アタリを感じたら思いっ切り合わせ、フッキングさせましょう。
アオリイカがエギをがっちりと掴んでいても針掛かりできるよう、強いフッキングが必要ですよ。

タックル

(2キロ超えのアオリイカ)

ティップランエギングはティップラン専用タックルが必要です。
他の釣りのタックルの流用は厳しいです。
専用ロッドでないと、繊細なアタリが感じ取れません。
安い物でも良いので、挑戦される方は専用タックルの購入をおすすめします。

ロッドの性能が釣果を左右すると言っても過言ではない釣りです。

私の場合、現時点ではロッドもリールも安い価格帯のもの。
軽いエギを使う場合にMクラスのロッドだと固く、アタリが取りづらいので柔らかいロッドを買い足す予定です。
自分の釣りスタイルにベストな硬さが決まれば、高価格帯のロッドを購入しようと思っています。

参考までに筆者の使用タックルです
  • ロッド:ダイワ エメラルダス 66M-S BOAT
  • リール:シマノ アルテグラ 2500
  • ハンドルノブ:ゴメクサス SAILOR38 コルク製ラウンド型ノブ
  • PEライン:デュエル ハードコアX4 0.6号
  • リーダー:ヤマトヨテグス フロロショックリーダー 2.5号

エギの選び方

(釣れやすい色があるのかは謎です)

エギの重さ

着底・しゃくりを繰り返すたびラインが徐々に斜めに出ていくような重さがベストです。

着底がわかる重さで、出来るだけ軽いものを選びます。

エギの色

正直なところどうなのかわかりませんが、エギの色が重要だという意見はよく聞きます。
ティップランでは紫系の色が人気のようです。

私の場合は、オレンジ系のエギで一番多く釣れてますが、オレンジ系のエギが釣れそうに感じるので、使用頻度が高いことも理由だと考えられます。
ちなみに2キロ越えの大型アオリイカは、ケイムラピンクブルー夜光マーブルピンクで釣れてます。
釣れたのが偶然この色だっただけかもしれませんが。

色に関しては、釣り人自身が釣れそうだと思う色を直感で選んでもいいのではないか、と思います。

幅広い重さを準備する

ティップラン専用エギ、もしくはショア用のエギに専用シンカーを追加して使います。

ティップランでは浅いところでは水深10メートル、深いところは水深30メートルやそれ以上の水深の、アオリイカの釣れそうなポイントを移動しながら釣ります。

着底がわからないと釣りが成立しません。
浅いところから深いところまで対応できるよう、幅広い重さのエギや専用シンカーを準備しておく必要があります。

予想外のゲストも登場

(カンナがうまく掛かれば魚も釣れます)

ティップランでは魚からのアタリもあります。
エギにはカンナと呼ばれるイカ用の釣り針が付いてますので魚はほとんど針掛かりしませんが、カンナ部分が丸呑みされれば掛かります。

エギでも針掛かりするのは口の大きなハタ系、カンナまで丸呑みできるほどの良型が多いです。

今まで釣れたことがある魚はアザハタとオオモンハタで、いずれもカンナ部分まで丸呑み。
こうなると魚を捌かないとエギを取り出せませんので、ご注意ください。

優れた食材

(刺身でも焼いても美味しいです)

アオリイカはとっても美味しいので、釣れたらぜひ食べてみてください。
家庭用の三徳包丁でもYoutubeの捌き方動画を見るだけで、割と簡単に捌けます。
多くの部位が食べれますので、捨てるところがほとんどありません。
イカ墨もイカスミパスタ等で食べることができます。

アオリイカは家庭用冷凍庫で冷凍保存しても刺身で美味しく食べれる珍しい食材です。
むしろ一度冷凍し、解凍した方が旨味が強くなるという意見も。
冷凍保存しておき、他の魚が釣れたときに刺身に盛り合わせたり、食材としては非常に便利です。

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この記事を書いた人

○南九州の海をカヤックフィッシングで開拓中!
○年間40〜50回は海の上で釣りしてます。
○このブログではカヤックや船でのオフショアフィッシングについて釣り情報を配信しています。
○カヤック歴:バイキングカヤック忍→プロフィッシュ45→WFK宮崎ヒラドシェイカー
○1級小型船舶免許あり

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