クーラーボックスで魚を熟成!フィクセルウルトラプレミアムのインプレ

こんにちは!熟成魚って、美味しいですよね。新鮮な魚とは違った美味しさがあります。

大きな魚が釣れてしまっても、一週間・二週間・それ以上の期間が経っても刺身で魚を食べれるので、頂いた命を無駄にすることがありません。

熟成魚で有名なのはやっぱり津本式(https://www.youtube.com/@tsumotoshiki)ですよね。
津本式では、熟成方法として冷蔵庫の中に水を張った水槽を置いていますが、家庭用の冷蔵庫でこれをするのは難しい。

冷蔵庫内の水槽の代用として考えたのが高性能クーラーボックス内の氷水で熟成させる方法です。

津本式本来の保冷方法とは異なりますが、個人的には良い感じに熟成できているのではないかと思います。
今のところ、この方法で食中毒になったこともありません。

熟成は方法や食べ時を誤ると食中毒のおそれがあります。
試される方は自己責任で行いましょう。

(IーCE 110時間を誇るフィクセルウルトラプレミアム)

今回ご紹介するのは、シマノ最高峰の保冷力(IーCE 110時間)を誇るフィクセルウルトラプレミアム30L。

クーラーボックス内容量の20%(30Lなら6kg)の氷を31℃の環境下で110時間保存できる保冷力を持ちます。

50,000円ほどの高価なクーラーボックスでしたが、熟成用に思い切って購入してみました!

目次

クーラーボックスで熟成させてみた

(釣ってきたカンパチを熟成中です)

脳〆・血抜き・冷やし込み

ジギングで釣れたカンパチを2匹、熟成してみました。

釣りあげてすぐに脳〆、エラにナイフを入れて海中で振り血抜きします。
津本式の動画では、釣り人におすすめだと紹介されている『フリフリ』という血抜き方法です。

血抜きが済んだら、海水と氷を張ったクーラーボックスで冷やし込みます。

エラ・内臓を取って密封

帰宅後、腐敗しやすいエラと内臓を取り除きます。
この時に全てのヒレをハサミで切り取り、魚の表面のヌメリはタワシで擦り落としてます。

内臓を抜いた魚はタオルやペーパーで水を拭き取り、グリーンパーチ紙で包んだ後にビニール袋に入れて密封します。

氷水を張ったクーラーボックスで熟成させる

氷水を張ったクーラーボックスに魚を浮かべて熟成させます。
この時、魚全体が氷水と触れるように、魚の上には氷水に浸したタオルを置いています。

理論上は、真水に氷が残っている限り、水温は0℃のはず。

クーラーボックス内の氷が完全に溶けきると水温が上がり、腐敗させてしまいます。
氷は随時追加しなければなりません!

どれくらいの期間熟成させるかは、魚種や状態によって変わるようです。
必ずしも長期間熟成させた方が美味しいわけではないみたいです。

釣りは食べることも含めて非常に奥が深い、、、

角氷はステンレス製のタッパーを使うと簡単に自作できます。
約3Lのタッパーを3つ使用していますが、非常に便利です。

フィクセルウルトラプレミアム30Lの使用感

抜群の保冷力で管理が楽

以前はフィクセルベイシス22L(IーCE 45時間)でクーラーボックス熟成をしていました。
毎日氷を追加する必要があって、管理が大変でした。

ウルトラプレミアム30L(IーCE 110時間)では、氷の追加頻度が減り、管理が非常に楽になりました。
容量が大きくなった分、容量の30%を締める角氷3つ(約9キロ)も収まるので、4〜5日に1回のペースでも十分氷は残っています。

程よいサイズ感

クーラーボックスがあまりに大容量だと、氷も大量に用意する必要があります。
家庭用なら30Lくらいで丁度良いと思います。

フィクセル30Lは内寸44cmあります。
マダイやイサキ、根魚、ネリゴなど、よく釣れる50cm前後までの魚なら尻尾を落とせば収まります。
それ以上の大物は頭と尻尾を落とさないと収まりません。

少し重たい

クーラーボックスで熟成させる場合、氷を追加するタイミングで、クーラー内の水を半分ほど抜く必要があります。

ウルトラプレミアムは6面極圧真空パネルのクーラーで、安価なクーラーに比べると少し重たいです。

大成功です!

(熟成したカンパチの刺身・炙り)

購入するために12月の給料とボーナスからのお小遣いを使い果たしてしまいましたが、満足できるクーラーでした。
私の金銭感覚では釣り場で酷使できる値段のクーラーではないので、自宅内で熟成を頑張ってもらおうと思います。

12日目のカンパチを刺身にしてみましたが、熟成刺身独特のねっとり感が出て、非常に美味しかったです。
このカンパチはまだまだ熟成できそうでしたが、素人にはこれ以上は怖いので、熟成期間は少しずつ伸ばしてみたいと思います。

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この記事を書いた人

○南九州の海をカヤックフィッシングで開拓中!
○年間40〜50回は海の上で釣りしてます。
○このブログではカヤックや船でのオフショアフィッシングについて釣り情報を配信しています。
○カヤック歴:バイキングカヤック忍→プロフィッシュ45→WFK宮崎ヒラドシェイカー
○1級小型船舶免許あり

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