梅雨ごろになると海の中も暖かくなり、イサキとともにロックフィッシュ(根魚)からのアタリも増えてきます。
ロックフィッシュのベストシーズンの到来です!
カサゴやハタといった根魚は、言わずと知れた高級魚!
刺身はもちろん、焼いても揚げても美味しい魚。
家族へのお土産としても、最も喜ばれる魚です。
今回はカヤックからのボートロックフィッシュで使ってみた、バルト4インチとパワーシャッド5インチの使用感をご紹介します。
ボートロックフィッシュについては、こちらの記事で紹介しています。

バルトとパワーシャッド
どちらもエコギアのソフトルアーです。
陸からでも沖でも使いやすいサイズを展開しており、いろいろな魚を狙うことができます。
バルト
「バルト」は、ビッグテール+フラットサイドボディを組み合わせ、波動とフラッシングによって強いアピール力を獲得した、ニュータイプのシャッドテールソフトルアー。安定してナチュラルかつハイピッチなローリングアクションを繰り出し、かつ他のシャッドテール系ルアーとは異質の波動を生むことでバイトを誘発。その際、フラットサイドボディは強烈な明滅効果を生み、アピール力を高めています。
引用:エコギア|バルト https://ecogear.jp/ecogear/balt/
パワーシャッドに比べ、平べったい形のソフトルアーです。
リアルな目が装着されているなど、作り込みが細かいです。
子アジなどのシルエットに近いでしょうか。
アジがベイトになっているときに、より効果を発揮しそうですね。
3.5インチ、4インチ、6インチがありますが、今回は4インチを使ってみました。
パワーシャッド
「パワーシャッド」最大の特長は、フィッシュイーターの捕食本能を強烈に刺激する”ボディサウンド”。逆三角形にデザインされたテールと、張りの強い硬めのマテリアルが生み出す圧倒的波動が、ボディを揺さぶり力強いウォブリングアクションを発生。その波動は広範囲のフィッシュイーターを惹き付け、テンポ良いゲーム展開を可能にします。
引用:エコギア|パワーシャッド https://ecogear.jp/ecogear/power_shad/
バルトに比べ、細長い形のソフトルアーです。
ベイトがカタクチイワシやキビナゴのように、細長い魚のときに違和感なくアピールできそうですね。
4インチ、5インチ、6インチがありますが、今回は5インチを使ってみました。
ちなみにパワーシャッドは、31歳の私が幼少の頃から存在している、エコギアが誇る超ロングセラーのソフトルアーだと思います。
スイミングで使用

ジグヘッドやスイミングリグに装着して使ってみました。
バルト・パワーシャッドともに、海中で引っぱるとシャッドテールが水を受け、身体全体を振りながら泳いでくれます。
使い方は簡単!
ソフトルアーを海底まで沈めたら15メートルほど巻きあげるだけ。
スイミングと呼ばれる使い方で、ロックフィッシュの釣りでは最も基本となる使い方です。
どちらの方が釣れるのか?!

釣果を振り返ってみると、バルトの方が大物が釣れたように感じます。
個人的には、パワーシャッドよりもバルトの方が好きな形状です。
使用機会が多かったので、大物が釣れた印象があるのも、おそらく確率の問題でしょう。
形の好みやカラー等、「釣れそうだな」と信じて使える方をお好みで選んで問題ないと思います。
エコギアの説明文を読むかぎり、バルトはフラットボディによる明滅効果、パワーシャッドは硬めの素材による強い波動が特徴のようですね。
コスパが良いのはパワーシャッド

3.5インチ | 4インチ | 5インチ | 6インチ | |
---|---|---|---|---|
バルト | 6本入 (700円) | 5本入 (700円) | 4本入 (750円) | |
パワーシャッド | 7本入 (700円) | 6本入 (700円) | 5本入 (800円) |
コスパで考えるならバルトよりパワーシャッドの方が優れています。
そもそも、1パックに入っている本数は、パワーシャッドの方が少し多いです。
また、バルトは柔らかい素材であるのに対し、パワーシャッドは硬めの素材です。
バルトは2〜3匹釣りあげたらボロボロになりますが、パワーシャッドは4〜5匹は耐えられることが多いです。
耐久性の面でも、パワーシャッドの方がコスパが良く感じます。
シルエットが大きいバルト

同じ長さなら、シルエットが大きいのはバルトです。
海中では、バルトの方が視覚的には目立っていると思います。
これまでの経験では、大きなルアーにはそれなりに大物がヒットする確率が高い気がします。
遠投性はパワーシャッド

陸からの釣りでは、「よく飛ぶ」ということはかなり重要ですよね。
特に、遠浅サーフのヒラメ釣りでは、飛距離が最も重要だと言っても過言ではないと思います。
陸からの釣りで使っていたときに感じていたのが、「パワーシャッドの方がよく飛ぶ」ということ。
パワーシャッドの方が飛行姿勢も乱れにくく、両者を比べてみると明らかによく飛びます。
一方でバルトは空気抵抗を強く受けるような感覚があり、あまり飛びませんでした。
オフショアの釣りでも、例えば水深10メートルより浅いポイントで遠投が必要な状況などでは、パワーシャッドの方がオススメです。
最後に
エコギアのバルトとパワーシャッドを使い比べてみましたが、正直、良い意味であまり差を感じませんでした。
どちらも完成度が高く、よく釣れます。
さまざまなサイズやカラーのラインナップがありますので、ターゲットとなる魚やご当地のベイト、あとは釣り人のお好みに合わせて選んでみると、良い釣果が出るかもしれませんね。
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